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Home > おすすめ本 > わたしのおすすめ本 Vol.2

このコーナーでは、発売中の本から今月発売となる本まで、数ある本の中から大人もこどもも楽しめる本を厳選してご紹介!

わたしのおすすめ本

第2回 加藤清美さん (チャイルドハウスねずみくん・ショップマネージャー&おもちゃコーディネーター)

 今回お話をうかがったのは、宮城県仙台市内にある絵本とおもちゃの専門店「チャイルドハウスねずみくん」でショップマネージャーをされている加藤清美さん。柔和な笑顔と丁寧なお話しぶりで、子どもの頃に読まれたという思い出ぶかい絵本や、贈り物にもいい愛らしい絵本をご紹介してくださいました。

 創業から20年(本店「横田や」は32年)の歴史をもち、子どもたちの成長をずっと見守り続けている「チャイルドハウスねずみくん」は、素朴であたたかみのあるヨーロッパ製の木製おもちゃと、ロングセラーから最新の話題作まで多くの絵本を取り揃える夢いっぱいのお店。お店に並ぶ商品は、スタッフがひとつひとつ心をこめて選んでいるというだけあって、専門店ならではの豊富な品揃えとセンスのよさが光っています。

 “おもちゃコーディネーター”の肩書きも持つ加藤さん。子どもの成長に合わせた商品選びの相談にもこころよく応じてくださるので、お店を訪れた際は気軽に声をかけられてみてはいかがでしょうか。(2010・2)

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ショップマネージャー
加藤清美さん



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おすすめ本3冊


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ショップ入口

スタッフによってよりすぐられた絵本と木製おもちゃが数多く並ぶ店内。このお店だからこそ出会える温かみのある商品で埋めつくされています。

 
店舗データ

チャイルドハウスねずみくん
住所:仙台市泉区泉中央1-4-1
     セルバ4階
営業時間:10:00-20:00
定休日:セルバの休館日
TEL:022-371-2205
ねずみくんHP
http://www.yokotaya.net/

チャイルドハウスねずみくん

 

セルバHP
http://www.selvaselva.com/

「ぐりとぐらのおきゃくさま」

なかがわ りえこ(著)
やまわき ゆりこ(絵)
発行:福音館書店/価格:840円(税込)

story

 この絵本は、寒い冬の時期にぴったりな1冊です。実はこの本は、幼い頃、クリスマスにサンタさんからプレゼントでもらったという、思い出ぶかい本でもあるんです。私の家では、子どもの頃の誕生日やクリスマスのプレゼントは、絵本であることがほとんどだったんですよ。
 ぐりとぐらシリーズでは、大きなカステラが登場する1冊目「ぐりとぐら」がとくに有名ですが、クリスマスを題材にしたこの絵本にも、カステラに負けないくらいおいしそうなケーキが登場するんですよ。

 ぐりとぐらがみつけた雪の上の大きな足跡は、自分の家に続いていて、「あれっ、家の中に誰がいるのかな?」って家に入ると、壁掛けに大きな赤いマント、赤い帽子、暖炉の前には緑の靴下があって。
 足跡を辿るぐりとぐらの表情も楽しいのですが、いちばん好きなのはなんといってもサンタさんが大きなチョコレートケーキを作っている場面。私は自他ともに認める食いしんぼうなので、2匹が鼻をくんくんさせながら香りを追っていくところからずっとワクワクしっぱなしで、子ども心に「本当に絵本からチョコレートの香りがしてくる!」って思ったほど。最後に森のどうぶつたちとみんなでケーキを食べる場面も印象に残っています。

 

「ぼくのくれよん」

さいとう しのぶ(原案)
みね よう(作)
発行:リーブル/価格:1,890円(税込)

story

 数多くの名作絵本を生み出してきた長新太さんの絵本です。残念ながら数年前にお亡くなりになってしまわれて…。仕事がら馴染み深い作品もたくさんあるだけに、訃報を聞いたときはたいへん残念に思いました。いちどお会いしたかった絵本作家のおひとりでしたね。
  “長新太ワールド”とも呼ばれるユーモアあふれた作風は、子どもだけでなく大人の方からも絶大な支持を得ていて、その大胆でおおらかなタッチのイラストと、ひとひねりもふたひねりもある展開がとても素晴らしいんです。

 この絵本でも、まず登場する“くれよん”がただのくれよんと思いきや、次のページをめくると、なんとネコちゃんくらいの大きさがあって! ここまで大きなくれよん、想像しただけで面白いですよね。実は、これはゾウさんのくれよんだったんです。長い鼻を使ってびゅーびゅー描くと、青いくれよんでは大きな池に、赤色ではいちめん大火事みたいに、黄色では巨大なバナナに見えちゃう。
  シンプルなお話なんですけど長さんならでは遊び心が随所にあって、子供にも分かりやすい自由な発想が面白いですよね。
  私は大人になってからこの絵本を知ったんですけど、本当に大好きな絵本。プレゼントとしてもすごくいい絵本だと思います。

「あっちゃんあがつく たべものあいうえお」

さいとう しのぶ (原案)
みね よう(作)
発行:リーブル/価格:1,890円(税込)

story

 これは私のような食いしん坊にはたまらない絵本です(笑)。うちの店では常に置いておかないいけないほどの人気絵本で、たまに品切れになったりすると、お客様から「あれっ?“あっちゃん”ないんですか?」って聞かれるくらいなんですよ。
  内容は、一風変わった言葉遊びになっていて、“あ”から“ん”の50音と濁音ごとに、それぞれを頭文字にした食べものがどんどん登場するんです。“あ”では“あっちゃん あがつく あいすくりーむ”、“い”では“いっちゃん いがつく いちごじゃむ”…というように。
  まずはみんな自分の名前の頭文字を探すみたいですね。そのあと、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの名前を探したり。この絵本をきっかけに字を覚えた、っていう子も多くて、幼稚園や小学校の先生にもたいへん人気がある絵本なんです。

 この絵本のいちばんの魅力は、なんといってもすべて食べものになっているってことですね。どの絵にも表情や動きがあって、みんなニコニコ笑っているんです。それに、とてもおいしそうに描いてあるので、たとえ苦手な食べものが出てきても、こどもはページをめくるのが相当楽しいみたいですね。